北海道が2006年に実施した「ウタリ生活実態調査」
によれば、北海道に住むアイヌ民族の人口(注:1)は、72の市町村に23,782人となっており、日高支庁と胆振支庁管内とで59.5パーセントを
占めています(下図参照)。
この調査の制約などから、調査結果で示されるよりもはるかに多くのアイヌ人口が見積られます。
また、調査範囲が北海道居住(注:2)のアイヌに限定され、かつ質問事項も限られていることから、アイヌの生活実態を十分に把握しきっているとは言えませんが、それでもこの調査結果からアイヌ民族の生活や教育などの厳しい状況が明らかです。
注:1 道は、地域社会でアイヌの血を受け継いでいると思われる人、また、婚姻・養子縁組等によりそれらの方と同一の生計を営んでいる人と定義し、自らが表明する人のみを調査対象とした。
注:2 アイヌ民族の実態調査は、国連人種差別撤廃委員会から日本政府に要請されているが全国的な調査は実施されていない。道外に住むアイヌについては、東京都のみが実態調査を実施。1988年の調査において東京在住のアイヌ推計人口が2700人と見積もられているものが最も新しい。 |

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●産業分類別就労者比率
働いている人の28.6%が農業・漁業などの第一次産業に就き、第二次の工業・建設業第三次の中小企業を営んでいる人も併せて経営規模は零細です。
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| 34年間で、第1次産業就労者が1/2以下と大幅に減り、一方、第3次産業就労者は2.5倍以上に増えています。 |
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1972年 |
1999年
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2006年 |
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第1次産業 |
63.2 |
29.5 |
28.6 |
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第2次産業 |
20.0 |
27.8 |
27.7 |
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第3次産業 |
15.4 |
35.4 |
41.1 |
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●生活保護率(‰)人口1000人中、保護を受けている人の割合
(北海道の生活保護率は、全道平均より高いことに注意)
現在の生活についての意識は、「とても苦しい」「多少困る程度」を合わせ18.6%で前回から大きく改善(前回80.6%)され、生活保護を受けている人は約1.6倍で、率は多少悪化しています。
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1972年
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1979年 |
1986年 |
1993年 |
1999年 |
2006年 |
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アイヌ
全 体 |
115.7 |
68.6 |
60.9 |
38.8 |
37.2 |
38.3 |
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17.5 |
19.5 |
21.9 |
16.4 |
18.4 |
24.6 |
※上段表中の「全体」とは「アイヌが居住する市町村数値」のことです。
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●高校・大学進学率(%)
高校進学率は全体の98.3%に対して93.5%、大学進学率も38.5%に対して17.4%と低く、
社会的地位を向上する上で大切な教育 面の格差解消が依然急務です。
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1972年 |
1979年 |
1986年 |
1993年 |
1999年 |
2006年 |
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高
校 |
アイヌ
全 体 |
41.6 |
69.3 |
78.4 |
87.4 |
95.2 |
93.5 |
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78.2 |
90.6 |
94.0 |
96.3 |
97.0 |
98.3 |
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大
学 |
アイヌ
全 体 |
- |
8.8 |
8.1 |
11.8 |
16.1 |
17.4 |
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- |
31.1 |
27.4 |
27.5 |
34.5 |
38.5 |
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●残っている差別
物心ついてから今までに、何らかの差別を受けたことがあると答えた人が16.8%、自分に対してはないが、他の人が受けたのを知っていると答えた人が13.8%います。
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| ■かつて差別を受けたことがありますか?(物心ついてから) |
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■差別を受けた場面(本人・他人の合計/最近6,7年) 複数回答(%)
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